XIPH - 株式会社ザイファ

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プロジェクトストーリー01 Xiphの命運を大きく変えた360度評価システム「Survey Builder」

Xiphの緻密さが盛り込まれたシステム 現在までに200社・4万人が利用

Xiphが誕生したのは、21世紀を迎えた直後の2000年3月。当時は社長の関戸博年がシステム開発を一手に引き受け、社員1~2人がフォローするような小さな会社だった。
そんなXiphの運命が劇的に変わる出来事が起きる。2002年秋、ある社員規模数千人の超大手企業から、予期せぬ大きな依頼が舞い込んだのだ。
「社員の360度評価を行うから、新たなシステムを作ってくれないか」
1人の社員を上下関係や年齢などに関係なくニュートラルな目線で評価するというのは極めて斬新なこと。360度評価の導入に踏み切ろうというこの企業の前向きな姿勢に、関戸は敬意を表した。しかも、360度評価ののべ参加者が1500人にも上るという。「ペーパーで行うと集計があまりに大変。どうしたらいいか」という依頼主の悩みを耳にした彼は、「新しいシステムを作りましょう」と即答。自身のアメリカ留学時代に学んだシステムをベースに、それを発展させながら、新たなものを構築していく決意を固めた。
「技術的にはそう難しくはない。信頼性が高く、処理速度の速いシステムを作れることは可能だ」と関戸はまず考えた。しかし問題は管理体制だ。個人情報が簡単に流出するようでは、安心できるシステムとは言えない。セキュリティを万全にしつつ、ユーザーが簡単に扱えるものでなければ、長期間にわたって活用してもらえるシステムにならない。彼はそこに配慮しつつ、開発に着手した。

質問内容は依頼主の意向を受け、専門の人事コンサルタントと一緒に考える形を取った。通常のシステム開発では、依頼主と開発者とコンサルタントが同じテーブルを囲んで話をすることは滅多にない。が、小回りの利くXiphならどんなことでもOKだ。「そんなコミュニケーションを大事にしながら、痒いところに手が届く開発しよう」と社長は心に誓ったのである。
質問項目は32問。利用者が一番使いやすい画面上の配置を模索していたところ、1ページ8問にすれば、15インチモニター上でジャストサイズになることに気づいた。「お客さんの顔を思い浮かべながら、小さなことにまで気を回せるかどうか。その緻密さこそ、Xiphの目指すところなんだ」と関戸は強いこだわりを持ちながら、この開発に全エネルギーを注いだという。
3週間後にシステムは完成。関戸の直感で「Survey Builder」と名づけられた。依頼主への納品時にトラブルを起こさないために、彼は社員とともに事前テストを繰り返した。
「慣れないものをうまく使えないというのはユーザーよりではない証拠。誰もが説明書なしに簡単に扱えて、初めてユーザーフレンドリーといえる。そういうシステムになっているかどうか、まずはしっかりと確かめなければいけなかった」と関戸は言う。
もしも社員の中から「やりにくい」という声が出たら、彼は想定外の費用がかかっても作り直す覚悟を持っていた。システム開発もモノづくりの一種。職人としてのプライドが関戸にはあったからだ。企業として利益を出すことも大切だが、お客さんにメリットが生まれなければ作る意味はない。そういう高い理想を持って納品までベストを尽くした。

引渡しの日。依頼主は「Survey Builder」の使いやすさ、高度なセキュリティに目を丸くした。「こんな短期間にこれほどのシステムができるもんなんですね」という驚きの声も上がったようだ。利用者たちの評判は上々で、同社はXiphの開発したこのシステムの運用を続けているという。
この成功から9年。「Survey Builder」はディベロッパーや金融機関や流通関係、外資系企業などのべ200社に利用されるまでになった。被評価者は3000人、評価者が4万人にも上ったというからさすがだ。Xiphの収入にも大きく寄与し、現在では事業の柱の1つに成長したといっても過言ではない。
「2002年に開発したシステムですから、リニューアルは続けています。新バージョンはコンピューターの画面の大きさや利用者のニーズに応じて質問項目を8~14問入れられるように設計していますし、多言語対応も視野に入れています。今後は数万人単位の情報処理もできるようにしていきたいと思っています」と関戸はさらなる進化へ、飽くなき情熱を抱き続ける。
Xiphの「Survey Builder」が世界を席巻する日も近いかもしれない。

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